幾米(Jimmy/ジミー・リャオ)は、台湾の絵本作家、イラストレーター。 文化大学美術系卒、広告代理店で12年間勤務後、新聞や雑誌等にイラストを描くことを手始めに、1998年台湾で絵本《森林裡的秘密》邦題「森の中の秘密」、《微笑的魚》邦題「ほほえむ魚」を出版。つづいて、1999年から2001年までの3年間に《向左走・向右走》邦題「君のいる場所」、《月亮忘記了》邦題「君といたとき、いないとき」、《我的心中毎天開出一朵花》邦題「君をみつめてる」、《地下鉄》邦題「地下鉄」、《照相本子》邦題「メモリーズ」を発表し、台湾に大人の絵本ブームを巻き起こす。2002年には《我只能為你畫一張小卡片》邦題「ラブ・レター」、《布瓜的世界》邦題「ナゼニ愛ハ・・・?」を発表、翌年2003年に長編作品《幸運児》邦題「幸せの翼」、その後、短編作品《你們我們他們》、2004年には、白血病闘病中の3年間に創作した作品を集大成した作品集といえる《又寂寞又美好》(Beautiful Solitude)と《開始》を、さらに《履歷表》(The Private Me)、《遺失了一隻貓》(Missing My Cat)、2005年には《小蝴蝶小披風》(Shiny and Moony)、《失楽園》(Paradise Lost)、邦題「恋の風景」を次々と出版。中国圏だけでなく、アメリカ、ドイツ、フランス、ギリシャ、韓国、日本、タイ等、世界各国で翻訳版も出版されている。